はづかしにますたかみむすびじんじゃ
■
祭神は
高御産巣日神(たかみむすびのかみ)
神産巣日神(かみむすひのかみ)
■
天地開闢の前
天之御中主神(あめのみなかぬし)に次いで 2、3番目に現れた神。
天之御中主神を加え
造化の三神と呼ばれています。
本来は性のない独神(ひとりがみ)で 何も成さず隠れたとありますが、
そこは矛盾など気にしない記紀ですから 祭神は二神は度々
天照の方針に口出しします。
”
産霊”は生産・生成を意味する言葉で、”
創造”を神格化したものでしょうが
高御産巣日神を男神、
神産巣日神を女神のペアとして”むすび”を象徴する神とする話もあります。
本来人とは関わりの無い いわば”神々の神”なので神社の祭神として祀られ始めたのは
殆どが 明治初期の国学や復古神道(ふっこしんとう)の影響のようです。
■
そんな訳で
造化の三神を祀る神社では 挿げ替えられた 前任の神を探る癖があるのですが、
(神社の祭神は 流行りやスポンサーの都合で変更されるのは珍しくない)
当社の建つ地は”
羽束師(はずかし=恥ずかし)の森”と呼ばれており
垂仁天皇に嫁いだ四姉妹のうち 醜いたからと 返却されたことを恥じ入水した
真砥野比売命(まとのひめのみこと)を祀ったとの話がネット上で見つけられる。
しかし 祀る神の古傷に触る様な”恥ずかし”などの言葉を使用するのは考えにくく
羽束師は
土師氏(はじし)が転じたものではないかと思います。
当社の由来にも
菅原道真(土師氏の末裔)が関係していますので
土師氏の祖神
天穂日命や
野見宿禰らを祀っていたのではないでしょうか。
■
1の鳥居 社号標
2の鳥居
拝殿
本殿
本殿 背後
摂社 末社 これは どう見ても仏像