はんじょうじんじゃ
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祭神は
市杵嶋姫命 (いちきしまひめのみこと)
田心姫命 (たきりひめのみこと)
湍津姫命 (たぎつひめのみこと)
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宗像三女神ですが 宗像からではなく宮島からの勧請のようです。
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いろいろと合点が行かない といいますか 微妙に齟齬を感じる神社です。
商売繁盛の御利益を謳ってますが これは
お稲荷さんや
恵比寿さんの方が似合いますし
商売
繁盛の
繁昌神社かと思えば
班女神社(はんにょじんじゃ)が訛ったのだとか。
班女と言えば 世阿弥作と考えられる能で 紅入り(若い娘)の狂女物ですが
調べてみても当社との関連は出てきません。
代わりに引っかかったのが
弁財天の別称・
針才女(はりさいじょ)が転訛して
班女神社(はんにょ)とか
市杵島姫命を祀るのですから
弁財天は理解できるのですが
針才女=
ハリティは
鬼子母神の別称が一般的。(
弁財天は
サラスヴァティー)
さらに
文献による繁昌神社の初出として”
宇治拾遺物語”巻三の十五 ”
長門前司の女葬送の時本所に帰る事”
葬送で運び出した女性の死体が いつの間にか家に帰っている。
繰り返すうちに 梃子でも動かなくなり やむなくその場に土を盛り塚とした。
やがて塚の上に建った神社が当社の前身だとか…
全く関連の無い話が 芋づる式に出てくる。しかも その話がどこかおかしい。
共通するのは 怪しげな女ってだけ
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社殿
社頭