ひろせたいしゃ
■
祭神は
若宇加能売命(わかうかのめのみこと)
複雑な性格の女神です。
私の知るかぎりでは神話にも登場しませんし 他の神社の主祭神としてもお見かけしません。
■
御朱印の墨書きにもあるように水の神です。
龍田大社の風神、廣瀬大社の水神と古くから並び称されています。
ここ廣瀬大社は大和盆地の幾本もの川が集るまさにその合流点にあります。
水神を祀るにふさわしい場所です。
日本書記には、
天武天皇 風神を龍田立野に、大忌神を広瀬河曲に祀ったとの記述。
廣瀬大忌祭の起源となります。 災いを祓う神の一面が伺えます。
■
社伝では
豊宇気毘売神、
宇迦之御魂神と同神としています。
神名の”ウカ”からも穀物の神であることがわかります。
水を操り災いを避け穀物の豊作を約束する女神って事でしょう。
地理的に見ても大和川の洪水で苦しめられてきた事は容易に想像できます。
■
拝殿
本殿
鳥居