かつらきいますほのいかづちじんじゃ
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祭神は
火雷大神(ほのいかづちのおおかみ)・
天香山命(あめのかぐやまのみこと)
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火雷大神は 文字通り雷の神であり、雷の猛威に対する畏れや
稲妻が稲の豊作をもたらすとの逸話から信仰されている神だと考えられます。
”古事記”の神話では
火之迦具土神を生んだ事で死んだ妻の
伊邪那美命を追って
黄泉の国に下った
伊邪那岐命が見た
伊邪那美命の姿は
体に蛆が集かり、頭に
大雷神、胸に
火雷神、腹に
黒雷神、女陰に
咲(裂)雷神、左手に
若雷神、
右手に
土雷神、左足に
鳴雷神、右足に
伏雷神の8柱の雷神が生じていたとされる。
この8柱の雷神を総称して
火雷神と呼ぶ事もある。
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当社は
笛吹神社とも呼ばれ、
葛木坐火雷神社は平安時代に
笛吹神社の末社となったと伝わる。
笛吹神社は、当地を拠点とした笛吹連によって作られた神社とみられ祭神の
天香山命は笛吹連の祖神。
先代旧事本紀によれば、
饒速日尊(にぎはやひ)と、
天道日女命(あめのみちひめ)との御子神。
”記紀”における
高倉下と同一ともされる。
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拝殿
本殿
鳥居 社号標
日露戦争で政府から与えられたロシア製大砲だとか、結構 保存状態は良い。
本殿の背後の古墳。笛吹連の祖・櫂子の父である建多析命の墓であると伝えられている。
参道にぎっしり並ぶ石灯籠