こうたついいのたかいちほんだじんじゃ　通称：かんべそうしゃ



■
主祭神は　 天照大御神（あまてらすおおみかみ）
配神　大国主神,猿田彦神,宇加之御魂神,大宮能売神,菅原道真,速玉男神,伊邪那美神,
予母都事解男神,大山咋神,市寸島比売神,大年神,建速須佐之男神,品陀和気神,天之児屋根命,
木花佐久夜比売神,大山津見神,本多忠統
■
神館神社は皇居を追い出された天照大御神を奉じた倭姫命が伊勢に向かう途中の御宮所に創建。
元伊勢、穴穂宮（あなほのみや）候補の神戸神社とは別のようです。

神館神社に飯野、高市の二社を合祀し、昭和に入り本多神社も合祀された。
他に村社等を合祀しで上記のすさまじい配神の顔ぶれとなっているようです。
全国事情は同じなのでしょが三重の神社は律儀に配神名を伝えています。
社名も四社を合わせた神館飯野高市本多神社。さすがに長く通称　神戸宗社。
■
本多神社の祭神　本多忠統（ほんだ ただむね）は伊勢神戸藩初代藩主。
江戸幕府の若年寄として、享保の改革期における幕政に参与した。
戦国最強、本多忠勝（ほんだ ただかつ）とは同族だが、直系では無い模様。ｗ
■
あまりお見掛けしない神を二柱紹介しますと
大宮能売神（おおみやのめのかみ）は記紀には登場しませんが、宮殿の女神。
神祇官で祀られた天皇守護の八神のうちの一柱で　君臣の間を取り持ち調和を図る神です。

予母都事解男神（よもつことさかのをのかみ）は日本書紀の一書に登場。
絶命して黄泉国へ去った伊奘冉を連れ戻しにいった伊奘諾は,見ないでくれといわれた約束をやぶり、
喧嘩して妻と別れることになったが,その別れ際に唾を吐いた。
その唾から生まれた神が速玉男命（はやたまのおのかみ）。
次に(両神の関係を？)掃きはらって生まれた神が泉津事解之男。
神名の事解からは問題解決の神とも理解できますが、単なる離婚の神とも…
ちなみに　唾を吐くのは侮辱、嫌悪の意味ではなく、約束を固める意味を持つそうです。
■




拝殿




本殿


鳥居と社号標


摂社の稲荷社