くにたまじんじゃ
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主祭神は
国狭槌尊(くにさづちのみこと)・
豊斟渟尊(とよくもぬのみこと)
泥土煮尊(ういじにのみこと)・
沙土煮尊(すいじにのみこと)
大戸道尊(おおとのじのみこと)・
大戸邊尊(おおとのべのみこと)
面足尊(おもだるのみこと)・
惶根尊(かしこねのみこと)
他に27柱を合祀
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名を上げた主祭神は
神世七代(かみのよななよ)の中の八柱かと思います。
古事記では七組十二柱、
日本書紀では七組十一柱(別書では異論有)で神名や人数が異なります。
当社の神名は
日本書紀に当て嵌まるようですので以下
書紀を基に
神世七代は先行する
別天津神(ことあまつかみ・
可美葦牙彦舅尊)に続く神。
三柱の性別の無い一人神と四組の男女ペアの八柱の総称です。
最後に現れる一組以外は 特に何のエピソードもありません。
当社の八柱は その最後の一組
伊弉諾尊 (いざなぎのみこと)・
伊弉冉尊 (いざなみのみこと)と
最初に現れる
国常立尊(くにのとこたちのみこと)が抜けています。
この
神世七代は 抽象的だった神が、抽象性ゆえに何も成しえず隠れてゆくしかなかったものが
男女に別れ、異性を感じる事でSEXによる神産みにより 神として完成していくと同時に
人間の祖として位置づけられていく過程なのではと考えます。
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社名の国魂とは、神道の観念の一つで、国(令制国)または国土そのものを神格化したものとされます。
多くの国魂と名の付く神社は
大国主か、
崇神天皇から
天照大神とともに追い出された
倭大国魂神を祭神とするようです。
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拝殿
本殿
鳥居と社号標
山神の石標