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にうつひめじんじゃ




祭神は第一殿に 丹生都比売大神(にうつひめのおおかみ)
第二殿 高野御子大神(こうやみこのおおかみ)
第三殿 大食津比売大神(おおげつひめのおおかみ)
第四殿 市杵島比売大神 (いちきしまひめのおおかみ)

丹生都比売の神名は記紀には表れませんが
丹生都比売大神の”丹”は”辰砂(硫化水銀)”の事で”丹生”はその鉱脈を指します。
古来、そのまま朱色の顔料として使われましたが精製すると水銀になります。
水銀はメッキの触媒として使われていたと聞きます。
また、不老長寿の仙薬の材料(実際は人体には有毒)ともされてきました。
朱砂を採掘する一族が祀る女神、あるいは水銀自体を神格した女神だと考えられます。

当社の”丹生大明神祝詞”によりますと丹生都比売は天照大御神の御妹神
稚日女命(わかひるめのみこと)の事だとされています。 

記紀では稚日女命素戔嗚尊の狼藉で落命する服織女ですが
神名の”若く瑞々しい日の女神”の意味から
天照大御神の幼名とか妹神や御子神とされる例は良くあるようです。

高野御子大神は別名狩場明神。空海に当社の神領を与え高野山金剛峯寺を開かせた神。
勿論、記紀には登場しません。真言密教専用

当社は朱砂の女神を祀るに相応しい実に美しい優雅な神社です。
世界遺産に指定されているだけで無く、本殿、楼門は重文。境内自体が国の史跡に指定されています。



拝殿




本殿 彫刻、彩色された紋様に飾られている。


鳥居 山中の深い緑を抜けた途端に朱色の鳥居、楼門が目に飛び込んできます。




輪橋(りんきょう)、鏡池
鏡池は不老不死の八百比丘尼がその姿を映し、その若い姿を嘆いたとする伝説があります。


狭い山道を橋本市街から一気に駆け上る。軽量小型バイクの真骨頂


社の裏に建つ 梵字の曼陀羅 石碑。
明治の神仏分離まで、真言密教の総本山高野山と一体だった名残。

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