たまつらじんじゃ
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祭神は
玉列王子神(たまつらおおじのかみ)
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玉列王子は、おそらく 当社でしか拝する事でできない神で
大神神社祭神の
大物主大神(おおものぬし)の御子神とだけ記されていますが
私には その神名から 古事記の
活玉依比売(いくたまよりひめ)の懐胎の神話が浮かびます。
いつの間にか身篭った
活玉依比売を不審に思った父母が問いつめた所
活玉依比売は、名前も知らない立派な男が夜毎にやって来ることを告白した。
父母はその男の正体を探るため、糸巻きに巻いた麻糸を通した針を その男の衣の裾に通させる。
翌朝、針につけた糸は戸の鍵穴から抜け出ており、糸をたどると三輪山の社まで続いていた。
糸巻きには糸が3回りだけ残っていたので、「三輪」と呼ぶようになったという。
この時の子、”日本書紀”では
大田々根子(おおたたねこ)とされているのですが…
父親の正体が判明した後の
活玉依比売の 忘れられた後日談でもあるのではと想像してしまいます。
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式内社・玉烈神社に比定されている古社で 「玉列」が訛って、
玉椿大明神とも称されていた。
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拝殿
本殿
鳥居 社号標
誕生石
境内には多様な椿が植えられている。
3月末には椿祭りも開催される。