たまつしまじんじゃ
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祭神は
稚日女尊(わかひるめのみこと)・
息長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)
衣通姫尊(そとおりひめのみこと)・
明光浦霊(あかのうらのみたま)
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社伝では
稚日女尊を”元よりこの地におわす神”としており
天照大御神の妹神で別名を
丹生都比売神(にうつひめのかみ)としています。
日本書紀では
素戔嗚が投げ込んだ逆剥ぎにした馬の皮に驚き死んだ
服織女と
息長足姫尊(神功皇后)の三韓外征の帰途「私は活田長峡国にいたい」と神宣し
神戸の生田神社に祀られた女神の名が
稚日女尊と記されています。
この後記のエピソードの縁から
息長足姫尊を合祀したようです。
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衣通姫尊は
記紀にて伝承される女性で その美しさが衣を通して輝くことが名の由来。
本朝三美人の一人とされ、
記紀での
衣通姫尊の設定は若干異なりますが
本社では 第19代允恭(いんぎょう)天皇の后で和歌の道に秀でた美女と独自設定。
和歌三神の一柱であるとされる。
ちなみに
本朝三美人:右大将藤原道綱母・衣通姫・光明皇后
和歌三神:玉津島明神・住吉明神・天満天神or柿本人麻呂 もしくは 衣通姫と柿本人麻呂と山部赤人
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明光浦霊はこの地の海の眺望の美しさの神格化
若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 葦辺をさして 鶴 鳴き渡る
万葉集 山部赤人
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拝殿
拝殿後の神門 本殿は山の中腹にあり見えない。
鳥居
歌碑
明光浦霊