たつたたいしゃ
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祭神は
天御柱命(あめのみはしらのみこと)
国御柱命(くにのみはしらのみこと)
龍田の風神と総称され、廣瀬の水神と並び称されます。
級長津彦命(しなつひこのみこと)
級長戸辺命(しなつひめのみこと)の別名としています。
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級長津彦命は神産みで
伊邪那岐と
伊邪那美の間に生まれた風の神です。
皇大神宮の風日祈宮、豊受大神宮の風宮にも二柱で祀られています。
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崇神天皇の時代凶作が続き 天皇自ら天神地祇を祀って祈願したところ夢で
天御柱命・
国御柱命の
二柱の神を龍田山に祀れというお告げがあり これを祀ったとあります。
少々祟り神的な性格が見受けられますが、風神が大活躍しても 困りますのでいたしかたないのかも。
元寇の神風の大活躍は歓迎され、「風日祈宮」の宮号が宣下されたほどですが。
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俳句の秋の季語”
竜田姫”はここの摂社の女神さま。 ”
竜田揚げ”も近くの竜田川を詠んだ句から。
ちはやぶる神世も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは
落語”
千早振る”も…
(これで笑えるってのは 江戸時代の庶民って結構な博識なんだよね。)
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拝殿
本殿
鳥居